日常のつぶやき

日常のつぶやき 日記風に書いています。

手術

手術は全身麻酔がいい…。挿管せずに静脈から薬を入れて眠らせて欲しい。

今回の手術は切実に思った。

しかし私の受けたカテーテル手術は意識がないとできない手術であり心臓に電気を通して動悸を誘発し本人に聞きながら行わなければいけないという。。

久々のバルーンカテーテル留置も結構痛く留置した後も尿意をもたらして大変でありまた刺激?で便意をも催す始末…。

左の鼠径と左鎖骨下にカテーテルを挿入するための局部麻はことさら痛かった。

まず薬液が痛いのだ。深部まで針を刺し薬液を入れるのはもう激痛でしかない。

太い静脈からカテーテルを入れられるのは感覚がないと思っていたが長いスネアが体の中に入る感覚はわかった。左鎖骨下から喉に引っかかる感じがあった。

 左鼠径と左鎖骨の作業は1時間ほど

これで終了と思いきや右鼠径からも穿刺…

これが非常に痛く…もう局部麻酔はないと安心していたからだとは思うが悲鳴に似たものをあげてしまった。

その後に1時間色々操作して不整脈の電極を探しているのだろう…

2時間30分経過からだろうか…

ドクターたちの会話で「ここじゃなくて心室のほうじゃないか?」とかちょっとした雑談が聞こえ、それでスイッチが入ったように

急に体を動かしたい気持ちにかられどうすることもできなくなった。

どうしよう体を動かしたい、、、

どこかでもう少しで終わるとおもった矢先に

まだ手術が終わらないとおもわせる言葉…

絶望感に似た感情が理性を失う。

動きたいと上半身を捻らせると背中にピタッとついたシート剥がれまたそれがひっつくと気持ちが悪い。剥がしたい動きたいと少し動く。

そんな私をドクター2人が動いちゃだめーと両膝を抑えられ食い止める。

これがちょっとしたパニックなんだろう…

なんとか介助のナースに声がけしてもらい動きを止め事なきを得たがもうこんな手術はこりごりだ。

 医大で切迫早産の時はどんな痛みでも乗り越えられたのは娘がお腹にいて守るべきものがあったからだろうか…。痛みに弱い自分とパニックを起こす自分に向き合えた。

今回の手術で私はこれからの私に向き合えたらとおもう。

下肢の拘束のつらさも味わった。たった4時間なのに辛いのだ。

1日、いや、1週間、2週間拘束される患者の気持ちはどんなに辛いことか…

精神が混迷したり錯乱していても辛いことには違いない。

 

あともう一つ大きなこと

いやなことが続くとどうでもいいや長生きしなくていいやと思っていたが

死にはしないであろうアブレーションを受けてる最中「このまま死にたくない」思いに駆られた。この感情はずっと忘れないで行こうと思う。